生産者:Robert Denogent / ロベール・ドゥノジャン
ワイン名:Pouilly-Fuissé V.V. Cuvée Claude Denogent “Les Cras” / プイィ=フュッセ V.V. キュヴェ クロード・ドゥノジャン “レ・クラ”
葡萄品種:Chardonnay / シャルドネ
ワインタイプ:白ワイン
生産国:フランス
生産地:Bourgogne / ブルゴーニュ
ヴィンテージ:2018
インポーター:Racines
ブルゴーニュが大好き!!
はい、私もそうです。
でも最近のブルゴーニュ高過ぎる!!
はい、同感です。
しかし、そうそう簡単に諦められるほど、私のブルゴーニュへの情熱は脆くありません。
確かにブルゴーニュの本丸たるコート・ドールから、手の届きやすい価格帯で、優れたワインを探すのは至難になっています。
一方、マコンやコート・シャロネーズといったブルゴーニュの「その他」扱いされている産地には、コストパフォーマンスに優れたワインが多いのも事実ではありますが、美味しいけどどうも味わいが垢抜けないというか、良くも悪くも田舎っぽいワインが多いというか。
長年、ついぞマコンやコート・シャロネーズがブルゴーニュファンに「ブルゴーニュ」扱いされて来なかったのには、理由があると思います。
「気品」だからです。ブルゴーニュの愛好家が求めているものは。
この造り手、ロベール・ドゥノジャン。
まさに、伝統派、しかも頑ななタイプです。
当たり前のようにビオロジック栽培をし、当たり前のように醸造時にあれこれといじり倒さない。
現代人のせっかちさとは無縁の境地にいる彼が生み出すワインは、まるで魔法がかかったかのような輝きを放ち、重厚なミネラルが全速力のダンプカーのように豪快に疾走していきます。
正直に申し上げます。
ドゥノジャン最高峰のワインであるこちらのLes Crasと、コート・ドールの偉大な一級畑や特級畑(価格は何倍もする)のワインをブラインド・テイスティングしたら、私には正解する自信がありません。