Les Vignerons Parisiens / Le Petit Parisien
生産者:Les Vignerons Parisiens/レ ヴィニュロン パリジャン
ワイン名:Le Petit Parisien/ ル プティ パリジャン
葡萄品種:Cinsault/サンソー50%、Syrah/シラー30%、Merlot/メルロー20%
ワインタイプ:赤ワイン
生産国:France
生産地:Paris/パリ
ヴィンテージ:2018
インポーター :富士インダストリー
グランヴァンでは決して無い。
しかしパリにいた人間としては、このような味筋を持つパリ生まれのこの「坊や」は、由緒正しき「ビストロの味」の系譜の、れっきとした継承者であると言いたい。
もちろん味わいは、健康的な果実のモダン・ナチュラルな仕上がりで有るが、古くからフランスのビストロやブラッスリーを支えてきたワイン達に共通する、肩の力の抜けた実直な味は感じられる。ざっくりといえば懐が広いのである。
軽く冷やして若干酸味を立てて前菜から始めてメイン迄通す事も可能であるし、逆にメインに一杯だけ楽しむのもチャーミングである。ワインのタイプ的に肉、魚、野菜とどんな料理にも高い打率を残すキャラクターではあるが、より合うものを記すと、やはりビストロ的なエスプリの料理-タルタル、鴨のコンフィ、アンドゥイエットなどを頬張りながら、このワインを飲み干すのはやはり楽しいものであるし、フレンチ以外でも大阪のどて焼きや串カツ、中華なら雲白肉、メキシコのチミチャンガ、トルコのドネルケバブなど、各国のいわゆるB級なひき肉や薄切りの肉を使った料理との相性が非常に良い。
何ならハンバーガーとも悪くはない。
価格もかなりお手頃なので、料理も選ばないお助けワインとしてきっと重宝するはずである。
【コラムの続きはこちら】
https://lounge.dmm.com/content/4537/
Selected by Yohhei Tatebe.