Immich-Batterieberg / Riesling "Enkircher Ellergrub"
生産者:Immich-Batterieberg / イミッヒ・バッタリーベルク
ワイン名:Riesling "Enkircher Ellergrub" / リースリング "エンキルヒャー・エラーグルーブ”
葡萄品種:Riesling / リースリング
ワインタイプ:白ワイン
生産国:ドイツ
生産地:Mosel / モーゼル
ヴィンテージ:2019
インポーター:Racines
2020年、突如日本市場に現れた超新星は、瞬く間に圧倒的な人気を得るに至った。
お堅いイメージのあるドイツ・モーゼルの中では、まさに異端児的にポップなラベル。
酸化に弱いはずのリースリングを、ギリギリの酸化防止剤添加量でクリーンに乗りこなした抜群のセンス。
その輝かしいワインには、ドイツの、モーゼルという超伝統産地の、新たな未来が大きく開けていることを、実感せずにはいられない。
あまり知られていないことなのだが、モーゼルの古樹は自根であることが多い。
1930年以前に植樹されたこの畑も、例に漏れず自根の畑だ。
スタイルとしては完全な辛口で、非常に端正な味わい。
そこに、自根ならではの強烈なミネラルがグイグイと押し寄せてくる。
畑仕事が非常に困難になる極端な急斜面の畑は、普通は回避されるもの。
それが、ドイツの場合は傾斜がきついほど「偉大な畑」のパロメーターとなる。
そんな畑だからこそ生まれる、圧倒的な味わいが、本当に凄い。